ベンチャー融資とはどのようなものか

ベンチャー融資とはどのようなもの?そのメリット、デメリット

事業を立ち上げたばかりの頃は、まだ実績も出る時期ではないので、融資を受けたいと思った時に、金融機関が融資可能かどうかを判断する材料はまだ少ないと言えます。しかし、事業を立ち上げて間が無いからこそ、設備投資をしたり、運転資金を用意したりして、事業を軌道に乗せるためにも、まとまったお金が必要となることがあります。

そこで、考えたいのがベンチャー企業を対象としての融資である、ベンチャー融資を受けることです。ベンチャー融資とは、新事業に取り組んでいて、今後成長が見込めると判断された中小企業に対して融資を行うというものです。

ベンチャー融資を受けられる条件として、事業を興してから7年以内であることと、成長新事業育成審査会と呼ばれる審査会によって、その事業の新規性と成長性を認められているということがあります。融資期間は、融資されたお金を設備資金として利用するのであれば15年以内となっています。また、運転資金として利用する場合は7年以内となっていて、利用目的によって期間が違います。

それでは、ベンチャー融資を受けるメリットについて見ていきましょう。まずは、その審査の独自性が挙げられます。例えば、現在赤字であっても、将来的に黒字になるという見込みがあれば、融資を受けられる可能性があります。さらに、他の企業との事業内容の差がはっきりしている場合、審査を省略できることもあるのです。

わかりにくいと思いますので例を挙げるとすると、物を生産したりするのではなく、知的財産を活かした事業を興しているなど、他の企業にない特色を持っているということです。そのため、企業の事業内容によっては他の融資を受けるよりも審査に通りやすい場合があります。そう考えると、特色のある事業内容であれば、積極的に融資を申し込んでみるべきであると言えますね。

また、金利が低いことも特徴として挙げられます。融資期間が6年目に入ると利率がやや上がるのですが、それまでは特に低金利で利用することができます。

このようなメリットがあるベンチャー融資ですが、実際に利用するとなるとデメリットとなることもあります。それは、まずは先ほど融資を受けるための条件として挙げたように、事業内容が新規性に富んでいると判断されなければ融資が受けられないということです。そのため、事業内容によっては不利になってしまいます。

また、ベンチャー融資は、事業内容などを元に融資可能かどうかを判断するため、提出しなければならない書類が多くなります。そのため、書類の準備が大変になります。さらに、準備の大変さの問題だけではなく、実際にそれらの書類を準備するとなると、かなりの時間が必要となります。

そうなると、融資を受けるまでに時間がかかってしまうということになりますよね。企業としては、早めに資金を用意したい場合もあるでしょう。そのような場合、時間的に間に合わないということが起こりえます。

以上のように、ベンチャー融資にはメリットもデメリットもあります。その企業の事業内容や、資金が必要な時期などを考慮して、ベンチャー融資を利用するかどうか検討してみましょう。