融資実行日が重要視される理由

なぜ重要視されるのですか?融資実行日の持つ意味とは

融資を受けるにあたって、様々な手続きを行ったり、審査があったり、いろいろとすべきことがあります。そうなると、融資を受けられることが決まると、ほっとしますよね。しかし、実際に融資が行われるまでは、まだ安心することはできません。

融資実行日とは、融資されるお金が実際に入金される日のことを言いますが、この日付は重要視されていて、簡単に変更できる性質のものではありません。その理由は、融資を受ける人の手元に不動産が確実に渡らないうちに融資をしてしまうと、その後何らかの理由で不動産の取得ができなかったときに、担保となるものが存在しないことになるからです。

金融機関としては、万が一のことを考えて、融資したお金を返済できなかったときに回収する手段を持っておきたいのは当然のことですよね。そのため、融資実行日は不動産の引き渡し日と同じ日に設定されていることが多くなっています。以上は、金融機関側から見た、融資実行日の重要性となります。

ところで、住宅ローンを利用した場合、ローンの金利はいつ決定されているかご存知でしょうか?実は、この金利なのですが、ほとんどの場合、融資を受ける契約を交わした時ではなく、融資実行日の金利が適用されることになっています。そういった意味で、融資実行日は融資を受ける側にとっても重要な意味を持つのです。

家を購入する場合、新たに建てると建築の期間なども含めて、実際に入居できるまでにはかなりの時間が必要であることはみなさんご納得いただけるかと思います。また、建て売りの場合でも、すぐに入居できるわけではなく、どうしても契約に時間が必要となります。そうなると、住宅ローンを契約した時点では金利が低かったとしても、不動産の受け渡し日が決まって融資が実行された時には金利が上がっていることも十分に考えられます。

そのための対策として、一部の住宅ローンのみとなりますが、申し込みの時点での金利が適用されるものが存在しますので、申し込みを考えた時点で金利が低い場合は、それを利用するということができます。しかし、そういった仕組みになっているものは少ないため、一般的なローンを組む必要が出てくることも少なくありません。そうなった時に備えて、住宅ローンの金利は融資実行日のものが適応されるということを知った上で、金利が変わっても返済できるように余裕を持った計画を立てる必要があります。

住宅の取得を考えた時点での金利だけをもとに、ぎりぎり返済できる計画を立てていた場合、金利の上昇に対応できないことも考えられますよね。したがって、金利の上昇も視野に入れたうえで、返済が可能なように資金計画を立てましょう。以上のような理由から、融資実行日は重要視されています。